16 中生代

 古生代と新生代との間で、約2.3億年前〜6500万年前に至る約1.6億年間。古い方から三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に分けられる。爬虫類の全盛時代で、恐竜がジュラ・白亜紀、鳥類がジュラ紀に出現した。三木市の近辺では白亜紀に生野層群や有馬層群をつくる火成活動が盛んであった。

17 不整合

 地層や岩体が地表面で侵食作用や風化作用を受けた後、これらが地殻変動等の影響で水面下に沈み、その上に新たな地層が堆積する場合、前者と後者は不整合の関係にあると言う。時間的なギャップがなく連続的に地層が堆積する場合、これを整合の関係と呼んでいる。不整合関係にあることは上下の地層に時間的なギャップがあることを示し、地層の研究にとって大事である。

18 神戸層群

 新生代古第三紀(3700万年〜3200万年前)の時代、現在の三田市、美嚢郡、加東郡、三木市、神戸市西部、淡路島北部付近全体に作られた古神戸湖という湖に堆積した地層の総称。

 凝灰岩、砂岩、礫岩、泥岩が相互に重なっており、植物化石を多く産する。

 三木市の口吉川、細川、志染町付近の丘陵はこの地層でできている。

19 大阪層群

 新生代鮮新世(300万年〜200万年前)の時代、大阪、奈良、播磨地方にできた古大阪湖と呼ばれる湖に堆積した地層の総称。大阪の千里丘陵が模式地になっている。播磨地方に分布する大阪層群は明石累層と呼ばれ、大阪層群の下部層である。

20 白川累層

 神戸層群中の1累層で(累層:群層をさらに小さなグループに分けた地層の単位)神戸市北区白川付近の地層の名称、非常に優勢な凝灰岩中に多くの植物化石を含むことで有名。

21 古神戸湖

 新生代中新世(1700万年〜900万年前)の時代、現在の三田市、美嚢郡、加東郡、三木市、神戸市西部、淡路島北部付近に作られた湖で、この湖に堆積した地層を神戸層群と呼んでいる。

22 コハク

 木の中に含まれている油分(樹脂)の化石。よくこの中に昆虫などの化石を含んでいる。

23 亜炭化

 空気(酸素)の供給の少ない泥岩中などに植物が閉じ込められると植物の炭素分がそのまま残り炭になる。完全に炭になれば石炭で、石炭まで炭化していないものを亜炭と呼んでいる。

24 明石累層

 古大阪湖に堆積した地層に対して大阪層群と命名されているがこの中でも明石近辺のこの地層に対して明石累層と命名されている。三木市近辺の明石累層は特徴的なクサリ礫からできており三木クサリ礫層と呼ばれている。

25 ギブサイト

 熱帯、亜熱帯の地表は、強い太陽熱・地下水・微生物の働きで化学的風化作用を著しく受け、Na,Ca,Mg,K 等のアルカリ、アルカリ土類金属のイオンが溶脱(地下水に溶けて岩石中から抜け出ること)し、Al, Fe, Ti 等の溶脱に強いイオンのみ残る。

 これらのイオンは地下水中の水酸化物イオンと結合し、ギブサイトや、ゲイサイトを作る。ギブサイト、ゲイサイトがラテライト(赤色土壌)の原因と考えられている。三木クサリレキ層の上部も当時の亜熱帯的な気候下のもとで激しい風化を受け、レキ岩の中にギブサイトを作ったものと考えられている。

26 風化生成物

 地表面の化学的・物理的風化作用によって岩石が風化し、その結果生じた変質鉱物。ギブサイト、ハロサイトもこの仲間。

27 ラテライト

 現在の東南アジア、ブラジル等の熱帯地方に良く見られる赤いレンガ色の土壌。生成過程についてはギブサイトのところで説明がある。

28 ハロイサイト

 粘土鉱物の一種で、陶土に良く使われるカオリナイトと良く似た結晶構造をしているが、結晶の度合いがカオリナイトより低い。

29 高位段丘層

 大きな川によって作られた氾濫原(昔の川原)にたまった堆積物がその後の地殻変動によって川床が上昇し、その結果階段状の地形ができ、段丘が形成される。何段かの段丘のうち最も高い位置にある段丘を高位段丘と呼んでいる。高位段丘を作る地層を高位段丘層と呼んでいる。小野市の共進牧場があるところが高位段丘面である。

30 続成作用

 地層が地層そのものの重さや、化学的な作用で固まっていく現象。岩石中の珪質(SiO2成分)が溶け出し岩石をつくる粒子間を固め(セメンティング)たり、地層の圧力により水分が抜け、固化する。一般に古い地層ほど続成作用が進み硬い。


用語解説2